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「随自位(ずいじい)」 |
「法華経(ほけきょう)と申(もう)すは随自意(ずいじい)と申(もう)して
仏(ほとけ)の御心(みこころ)をとかせ給(たも)う」 |
他人の能力や状況にあわせて、やさしくかたりかけることを「随他意(ずいたい)」といいます。
とても大事ですね。これと逆に、自分のもっとも伝えたいこと、もっとも深いおもいの自分の心根のことを「随自意(ずいじい)」といいます。
「法華経」にかたられている「仏」のことばは、「仏のみこころ」のもっとも深い「よき心」、「随自意」の心
であると、日蓮聖人はかたられました。「法華経」というのは「随自意」のお経なんだ・・・そう受けとめることが法華経理解の第一歩なんですね。 |
随自位御書物
弘安元年(1278) 57歳
於 身延 定 1611 |
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