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07.10.26
 
 
オウムとウドゥンバラ
仏さまの教えをわかりやすく説き示すために作られた物語に「ジャータカ物語」というのがありますが、今回はその中の「森をすくったオウム」の話を紹介します。現代を生きる私たちに大切な何かを語りかけてくれるお話だからです。
三千年に一度花を開くといわれ、また仏さまがこの世に現われるときに花を開くともいわれているウドゥンバラ(優曇華/うどんげ)という樹があります。
ガンジス河の岸辺にそって、そのウドゥンバラの樹の森が広がっていて、そこに一千羽のオウムが住んでいました。今年もウドゥンバラの木においしそうな真赤な実がたくさんなりました。早く食べたいと思うオウムたちに、まずオウムの王さまが語りました。
「今年もウドゥンバラの森は私たちにおいしい実を食べさせてくれる。ありがたいことだ。ウドゥンバラの樹に心から感謝していただこう」。オウムたちはウドゥンバラの実を食べるとき、二つのことを忘れませんでした。一つは自分の身体を養うのに必要な量だけを食べること。二つにはウドゥンバラの森と樹にありがとうの心とことばを忘れないこと。
オウムたちは、ウドゥンバラの赤い実がなくなってしまっても、いつまでも森をはなれようとはしませんでした。
この様子を帝釈天(たいしゃくてん)という神さまが天上からみていました。「満足を知り、感謝の心を忘れない感心なオウムたちは、なぜこの森をはなれないのだろう。どの鳥でも食べ物がなくなると他の土地に行ってしまうのに……、そうだ一度ためしてみよう」。帝釈天は神通力という不思議な力で、このウドゥンバラの森をすっかり枯らしてしまいました。それでもオウムたちはどこへも行きません。ただかなしい眼でウドゥンバラの木を見守っているのでした。
帝釈天にはそれが不思議でなりません。すぐに白鳥に身を変えて森に舞いおりると、オウムの王さまに「どうして森を去らないのか」とたずねました。するとオウムの王さまは、眼にいっぱいの涙をためていいました。「私たちはいつのときもウドゥンバラの森によって生かされてきました。嵐のときにも私たちを守ってくれたのはウドゥンバラの木です。ウドゥンバラの木は私たちにとって、かけがえのない友だちです。どれほど感謝してもしつくせない友だちです。大切な友だちが死にかけているのを見捨てることはできません……」。
帝釈天は言いました。「王よ。実は私は帝釈天である。今日までずっとあなたたちを見てきたが、今、心から感謝している。なぜなら友だちを思う本当の心、真心を教えてくれたからだ。ありがとう。あなたたちに何かお礼をしてあげたい、なんなりと申されよ」
オウムの王様は答えました。「帝釈天さま、それなら、この森をもとの美しい森に生き返らせてください」。「そうか。では、みんなでガンジス河の水をウドゥンバラの木にかけてやろう。そうすればもとの木によみがえるであろう」。
オウムたちは、ガンジス河に身を沈め、森の上から羽根をふって一生懸命にウドゥンバラの木に水をかけつづけました。森は生き生きとよみかえりました。
 
   
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