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1970年に作家の三島由紀夫は、すでに日本のことを「からっぽの日本」といって、日本の将来を憂えました。あれから37年が経ち、残念ながら今、日本はとても危険な曲り角にさしかかっているように思えます。一人一人が心の在り方をシッカリみつめなおすことが、「もっとも肝要で大切なこと」ではないでしょうか。そこで私たちは法華経と日蓮聖人の御遺文から「もっとも肝要で大切なこと」を学び、そこから日蓮聖人の教えの「核」の部分である日蓮聖人の「魂」をみなさんに伝え、あらためて「心のよりどころ」を見つめなおそうと考えました。
釈尊や日蓮聖人は生きとし生けるもの全ての幸せを願い、ご自身の生涯をこの願いに捧げました。これを「大慈悲」といいます。私たちはどなたでもこの「大慈悲」をいただくことができるように、「難しい経典や御遺文を優しく、かつ優しいものを深く学んでいく」こととし、「おもゆからコシヒカリまで」というキャッチフレーズを作りました。「おもゆ」は赤ん坊が食べられるように調理したご飯です。初めて日蓮聖人に触れる人にとっては、口に入り易い「おもゆ」のような優しい教えを目指し、もっともっと学びたいという人には一番おいしい「コシヒカリ」をたくさん噛んで味わってもらうようなテーマを提供できればと考えています。
お坊さんも一般の人も分けへだてなく、みなともに「大慈悲」をいただき、「こころ」も「ことば」も「ふるまい」も日蓮聖人の生き方に学んでいきたい、という思いがこの「地涌塾」を誕生させました。 |
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